塾長メッセージ
メッセージ
姿勢と呼吸
呼吸と姿勢はその人の履歴書です。
そこにはその人の記憶にあるものと記憶にはないものの両方が書き込まれています。
顕在記憶と潜在記憶
あなたの初期の性格、気性は母胎内に形成されます。
十月十日のお母さんの生活環境、感情、思考などがあなたの原始的意識のもとになるのです。
東洋医学ではこれを先天の精と呼びます。
そして出産時、出産後の環境要因もさらにあなたの性格、気性の土台を担うものとなります。
母乳で育てられた子とそうでない子では、その後の運動機能発達、認知機能、社会的感情行動などに大きく差が出てくるのです。
知ってる自分 知らない自分
なりたい自分 なりたくない自分
長所、短所、全ては呼吸と姿勢に表れます。
知らない自分が知ってる自分の基礎にある
誰もが不幸になりたいなどとは本心から願いません。
アイデンティティは自分一人の能力で生み出し育てるものではありません。
私は、仕事では様々な不調や悩みを抱える方々の呼吸を通してその人の不調や悩みについて診ていますが、親子の呼吸は本当によく似ています。
養育者の呼吸と姿勢は、見事に子に遺伝されていくものです。
「子を見ればその親がよくわかる」とはよく言ったものですが、もちろんその事を当事者は頭ではわかったつもりでいても、腹の底からそうだと思うことは受け入れ難い事でもあるのです。
何故、呼吸と姿勢が重要なのかを受け入れるまでには、かなりの労力と時間を必要とするものです。
履歴書は履歴書に過ぎません。
履歴書を書き換えることは出来ません。
しかし、生き方を変えることは出来るのです。
あなたのその心の奥底にある不安と不信を呼吸と姿勢と向き合うことから変える事で新しい人生を歩むことが出来るのです。
あなたの人生を他人ではなく、あなたの人生にするには、安心出来る人の呼吸と姿勢が必要なのです。
内田 真弘
Uchida Masahiro
ゼロ式姿勢調律法(ZAT) 創始者