【ZATアカデミーのすすめ_#5】『ZATで世界チャンピオンに!』

ZATアドバイザー1期生の堀内ただすです。
私は「日本フィンスイミング界のパイオニア」と呼ばれ、日本代表として15年間にわたって活躍しました。最高順位はアジア選手権優勝4回、世界選手権7位でした。

2003年に現役を引退した後、私は徐々に太り始め、ピーク時には体重が20 kg近く増えてしまいました。背中はガチガチに固まり、膝や足底を痛め運動もままならない。バランスが取れずスタート台に登るのが恐怖に感じるほどでした。

そんな時に現役の頃にお世話になっていた内田真弘先生の治療院を訪ねたのです。
内田先生は治療のスタイルをまったく変えていました。
それが今思えば「ZATスタイル」だったのです。
お腹を押されて柔らかくなると、なぜか背中が動き出しました。
バーベルを担いでしゃがみ込んで深呼吸。
目の前が真っ白になったり星が飛ぶこともザラでした。
が、その翌日には身体が動くようになっていました。

「なんだ?これは!」

そうして身体が動かせるようになった私は、引退してから13年後の2016年、フィンスイミングの年齢別世界大会に復帰しました。
チェコ・プラハで行われたこの大会で、私は個人4種目すべてに年齢別の世界記録で優勝、翌2017年には南米・コロンビアで開催された大会で4種目すべて二連覇を果たしました。
ところがその年の年末、私は旅先のロサンゼルスで倒れ、大晦日に救急車で緊急搬送されました。
そして、かねてから閉鎖不全だった大動脈弁が菌で損傷したため、緊急手術を受けることになりました。
胸骨を切開し人工心臓をつないで弁を交換する大手術でした。

手術から数日後だったと思います。歩行器を使った訓練が始まりました。
理学療法士たちが私の両脇を抱えて持ち上げようとするのを私は制止しました。

立てる気がする!


ベッドの縁に腰掛け、股を開いて爪先を外に向け、腰を立てて胸を張り、そしてフーッと息を吐きながら私はまっすぐに立ち上がりました。
これぞZATスタイルです。

その後も快調にリハビリを続け、退院から2ヶ月後には仕事に戻り、10 ヶ月後には競泳の競技会に復帰しました。
手術から2年が経った現在、身体は手術前よりもかえって動いているくらいです。
今年は、手術前に出した自分の世界記録の更新に挑戦しようかなと思っています。

若さに頼らない。
力に頼らない。

それを実現させてくれるのがZATスタイルです。

アドバイザーとしてZATを伝えていけるのは、私にとってこの上ない喜びです。



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